2017年10月13日金曜日

思いがつながる阿蘇。そして高千穂。

 今日はいよいよ阿蘇。外はまだ小雨。だがお散歩には問題ないぐらい。まだ暗い6時前からマーちゃんを連れて出かけた。回りは別荘地で住んでいる人は殆どいない。こういう所にはあんまり住みたくないなあ。
貸し別荘のログハウス。そろそろ出かけるよ。
朝食を食べて部屋を片付けて8時過ぎに出発。
暫くして雨は止んで来た。貸別荘の有る所からは山の間をぬって進んでいく。やがて山の峠を越え景色が開け広大な阿蘇のふもとの盆地が見える。もう少しだ。




 阿蘇ロープウェイ乗り場を目指して登って行くと行きたかった米塚へ下る道が通行止めに成っている。下からも登れないのかな?仕方ない。ロープウェイ乗り場へ向かった。
ロープウェイ乗り場に着いて中に入って聞いてみると、やっぱり動いていない。火口へ登る山岳道路もゲートが閉められている。噴火以来、3年以上ロープウェイは動いていない。今でも火口から1キロ未満は入れない。熊本地震や道路などには水害の大きな爪痕も各地にある様だ。

 仕方ないね。火口を見ながら広い駐車場回りをモモ達と歩いていた。するとすぐそばに派出所が有る。扉の鍵も開いているようだ。ちょっと色々聞いてみようと声をかけたら中から婦警さんが出て来られた。ワンコ好きな婦警さん。すぐにモモ達を撫でてくれる。
  ロープウェイの再開は早くても来年の春。登る途中に通行止めに成っていた米塚は工事中で入れない。車を止めて皆さん暫く歩いて遠くから見ていると。下の道路の入口からも通行止めらしい。仕方ないなあ。米塚には行けないか。。
お仕事ご苦労様です。
  それでも気を取り直して婦警さんと一緒に記念撮影。色々と親切に教えて頂いてありがとうございました。お仕事ご苦労様です!
これ以上は行けないからね。派出所の先にベンチが有ってそこから手を合わせる事にした。ヨメがコーヒーを買って来てくれてその場に流してあげた。また登れるようなったら来るから!
またみんなで来るよ。。。
それまで見えていた火口。雲の流れは早くすぐに見えなくなったり。また開けたり。また火口まで行きたい。

 そして下り始める。すぐ左手を行くと高千穂と有る。高千穂へはこの道が早いのだろう。途中のお土産さんへ入るのに大きな駐車場へは400円も料金が要る。土産物を買うのに何でだろうね。米塚で流してやるコーヒーと少しのお土産。高い買い物に成る。

 そして米塚。通行止めのゲートから少し入ると確かに米塚は見える。でもそこまで行きたい!距離はどれぐらいだろう・・。グーグルマップで計ってみたよ。徒歩で22分と出る。22分なら走れば半分。帰りは登りだけど往復20分ちょっとで戻って来れるだろう。
マーキュリーだけ連れて通行止めのゲートをくぐる。すぐに工事をしている現場。そのまま下るとまた工事現場。でも車は充分通れるスペースは空いている。もう米塚はすぐそこに見えている。もうすぐだ。
倒れている米塚の看板。。
  そして見覚えの有るカーブ。そこを曲がると米塚の看板が有るはず。。え・・。無い。
しばらく下って右側の方を見ると大きな看板が根元から倒れていた。これも地震の影響か。さほど高くも無い身長ぐらいの看板が倒れるんだからかなりの地震だったのだろう。婦警さんが言っていた米塚は少し歪んでいて登れない、と言うのもうなずける。
そこに缶コーヒー。。
ここに阿蘇の土産物屋で買った缶コーヒーを、マーキュリーと一緒にお供え。

  この米塚には18歳の日本一周の時に何故かここで止まって写真を撮った。ハーフサイズの写真が一枚だけ残っている。そして18歳の時から41年経って4年前に娘とヨメと孫娘のひなたも3世代がここへ来た。
4年前の米塚と孫のひなた。
そしてその4年後、今マーキュリーと走って来た。何故かつながる米塚。阿蘇にはその18の時に見たとても雄大な阿蘇の自然が印象にずっと残っていて男の子が出来たら雄の名前を付けようとずっと思っていた。そして雄一が生まれた。
 2013年の僕の誕生日のブログにそんな事が書いて有ります。→ 18歳の頃

 実は昨夜、雄一の夢を見た。まだ小学生低学年ぐらいだった。その中ではあんまり言葉は交わさなかった。暫くしていなくなった。どんな内容だったかは良く覚えていない。でもあの4年前の阿蘇に登る前の夜も旅立ってから初めて夢を見たんだ。モモと違うワンコがいる、と雄一が夢の中で言っていた。「ちゃんと見たってや」とも言った。忘れない。それはマーちゃんだったのかも知れない。次に来るワンコだったのかも知れない。
 そんな今朝の夢の話を阿蘇へ来る車の中でヨメに話したら・・。お互い色々思い出してしまって運転しながら暫く泣いていたよ。。阿蘇は僕らにとってつながりの有るとっても大事な所なんだろう。
 思い出の2013年夏、阿蘇への旅のブログです。→ 阿蘇への旅。思い。
さあ、ダッシュで帰ろう~マーキュリー。

米塚、また来るよ。
  また来るよ、と何度も米塚を振り返りながらマーキュリーと登坂をダッシュ。途中で何度も息が切れて歩いた。それでも往復25分で戻って来たよ。また来るよ。今度は道路も直って皆で来れるだろう。

 そして次は神の里、高千穂へ。阿蘇から高千穂へ抜けるつづら折りの道路を下って行く。国道を走り12時40分頃には駐車場に着いた。ここは神社や高千穂峡など高低差の激しい地形で少し地理カンが崩れる。今日は観光客も多くて少し遠い第二駐車場へ回された。

沢山のボートが出ている。
  雨が上がって湿気の多い中、空は青空が出て来た。駐車場から高千穂峡を歩き御橋と呼ばれる高千穂峡に架かる橋まで歩いた。ここの橋の上から4年前に弔った。でも今日は川は穏やかでボートが沢山出ている。橋の上からお花でも物を落すのはダメだろう。何も流さずに手を合わせたよ。沢山の観光客の人達がモモやマーキュリーを撫でて行ってくれる。また来るからね。

 暑く成って来て出店のソフトクリームが食べたくなる。ここでも最後の方はモモ達にあげたよ。犬生2度目のソフトクリームも一口だった。またゆっくり遊歩道を戻る。後で気が着いたけどここは高千穂の3つの橋が見渡せる所なんだね。確かに橋は見えた。でもそんな場所だとは気が付かなかった。
下から三つの橋が見える。(写真はWEBから)
  時間は2時前。この後はフェイスブックで友達に成った佐伯市のワンコ友達のお宅を訪ねる事に成っているので、迷惑かからない様に出来るだけ早くは行きたい。暫く国道を走り東九州自動車道に入って向かった。ここも車のナビでは出て来ない道路が有る。グーグルマップが頼りだ。本当にこの数年で出来たんだね。ここから九州、中国と全部つながって行く。本当に便利に成っているね。

 佐伯には3時半頃。そのお宅も解りやすい市内。会う事は始めてだけど、とってもオープンに迎えてくれた。そこには祥真くんと言う50㌔ぐらいの大きな人懐っこいバーニーズがいる。吠える事もなく庭に出てモモ達と挨拶してすぐに仲良く成ったようだ。

 優しいママに祥真くんはべったり。傍を離れない。しつけもしっかり出来ている。モモやマーちゃんはそこまで出来ない。バニオーナーとしては色々見習って行きたいと思うね。祥真くんとモモとマーキュリーが家の中でウロウロしている中で楽しい時間はアッと言う間に過ぎる。
  遅く成っても行けないので5時前には失礼して来た。急な旅程の中で突然の訪問にも、とっても心よく向かえてくれた祥真くんママ、本当にありがとうございました。
 
 今日は国東の梅園の里と言う所に泊るがそこから先は何も計画なし。明日は時間や場所の都合が良ければまたお会いする予定だ。出来れば夕方にでも四国へ大分からフェリーで渡れれば後は帰り道、走るだけだ。

 その国東半島の真ん中辺りに有る梅園の里。佐伯から2時間近くかかったが7時前には到着し、夕食の時間にも間に合った。
ここのホテル。以前は簡保の宿だったかな、そんな話も聞いた。ところがね、ホテルの玄関には団体さまじゃ有るまいし、歓迎 上平 様の張り紙。ロビーへ入る下駄箱にも名前を貼ってくれている。それもヨメと二つ分。一つで足りるのに。
  夕食も会席料理で量は多くは無いが僕達のような年齢の人には充分だろう。全部美味しかった。ご飯のお代わりもした。ビールも美味しい!

 そして一番感動したのが借りているログハウスの綺麗で広い事。そして何より安い。これに朝食も付いて2人で17000円少々。楽天で決済してポイントも付く。後はモモ達2頭で2000円とお酒代だけだ。とってもリーズナブルで快適!田舎だけどワンコ連れには最高だと言っても良いね。

 夜はそんなログハウスでお散歩もゆっくりして気持ち良く休めたよ。
明日は湯布院でお友達数人が集まってくれる事に成ったようだ。またこれも楽しみ!祥真ママ、本当に色々とありがとう。

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